整形外科

症例4:犬の橈尺骨骨折

病気・疾患について

橈尺骨骨折はトイ犬種や、骨格が細い犬種などで比較的多く見られます。
年齢に関わらず、段差からの落下や転倒などでも起こりえることが特徴です。

症例と治療について

本症例では、ドアに右腕を挟んでしまった後から痛がって右腕を挙げている様子が確認され、当院に診察に来られました。レントゲン検査を実施した結果、右前肢の橈骨・尺骨を骨折していると診断されました。

写真:ロッキングシステム

使用するスクリューは、ヘッドの部分にも特殊な溝が彫られているので、プレートと咬み合う事で、強固な固定が得られます。

当院では骨折の整復固定に関してもロッキング・コンプレッション・プレート(LCP)を使用しています。
ロッキング・コンプレッション・プレート(LCP)とは人の骨粗鬆症用に開発されたプレートで、従来のものと比較して強固な固定が可能です。動物病院での普及率はまだ低い状況ですが、当院ではプレート適用症例に関しては全てロッキング・コンプレッション・プレート(LCP)を使用しています。
特に活発で骨の細い犬種では、ギプスによる外固定は上手くいかないことがほとんどで、癒合不全となるリスクがあります。そのため、ロッキング・コンプレッション・プレート(LCP)で外科的に正確に固定を行うことは有効です。

結果とまとめ

手術で骨の癒合を確実にサポートし、8週間後には骨の完全癒合と共にしっかり歩けるようになりました。

豆知識

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