皮膚科

  

皮膚科 症例3:クッシング症候群

病気・症状について

この病気には下垂体腫瘍と副腎皮質腫瘍があり、高齢の犬において好発します。
皮膚には左右対称の脱毛が起こり、徐々に広がりますが、頭部と四肢には被毛が残ります。皮膚は薄く、傷の治りが遅れることもしばしば見られます。二次性の感染症(膿皮症、ニキビダニ症、糸状菌症)が併発することもよく見られます。皮膚以外の症状として、他院多尿、多食、腹部膨満、呼吸速拍、神経症状が診られることもあります。

症例と治療について

本症例では、当院通院前の3~4年前から体の毛が薄くなってきたということでした。顔や四肢端には毛がありますが、他は全体に薄毛になっていました。なお痒みはありませんでした。
全身状態は良好で、皮膚以外の健康状態には問題がありませんでした。
血液検査、尿検査、ACHT刺激試験というホルモンの測定検査を行い、クッシング症候群と診断されました。
血液検査で一時間かけてホルモンの測定を行い、まずクッシング症候群かどうかを診断します。その後、下垂体性か副腎腫瘍かを、血液検査、超音波検査、CT検査などで診断します。
本症例ではトリロスタンというホルモン産生抑制薬を内服し、治療しました。

結果とまとめ

トリスタンを内服して3か月後には以前に比べると毛が生えてきました。 内服を始めたら、定期的に血液検査を行ない、薬の量が適正かを調べて薬の量の調節をします。内科治療は生涯継続することが必要です。

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