私たちがワンちゃんネコちゃんそしてご家族のためにできること

先進医療(随時更新中)

  • ともにがんと闘う
  • 失われた機能を取り戻す
  • メスを入れずに「通す」処置
  • 見えないものを「診る」技術
  • 全ては安心・安全のために
  • 先進医療へのあくなき探求

ともにがんと闘う

ワンちゃんネコちゃんの死亡原因のトップであるがん。
その治療法は特に人間の医療において日々進化し、様々な方法を選べるようになっています。

ワンちゃんネコちゃんにも人間と同じレベルの医療を提供したい。

そのような想いから、
私たちは独自でがんの先進医療研究施設「Pure Vets(ピュアベッツ)」を設立し、
研究を重ね、日本でいち早く免疫療法を導入しました。

当院では外科手術、化学療法(抗がん剤)、放射線の3大治療法に加え、
免疫療法などの「第4の治療法」において、これまで数多くの実績を上げています。
私たちはこれからも、あきらめることなくがんと闘い続けます。

免疫療法

  •   自己免疫力を高め、がん細胞の消滅を目指します
    体外で免疫細胞を活性化させ、注射で再び体内へ戻す治療法です。麻酔の必要もなく、ワンちゃんネコちゃんは身体の負担が少なくてすみます。
  • 手術や抗がん剤以外の選択肢としても併用法としても有効です
    抗がん剤による副作用を減らしたり、手術後の再発防止にも効果があります。また手術や抗がん剤の使用が不可能な場合にもおすすめします。
  • 安全性の試験が十分に行われています
    この治療法は自らの細胞を使うので副作用の心配はありません。また、当院では免疫細胞を投与する前に「毒性試験・無菌試験」を行い、培養した細胞の安全性を必ず確認しています。

詳細はこちらをご覧ください

症例1  骨肉腫

5才のオスのワンちゃんの場合

【どのような症状?】

後ろ足の痛みのためかかりつけの獣医さんでレントゲンを撮影したところ、骨肉腫が疑われ、治療のために断脚(足を切断する手術)をすすめられました。

【治療方法は?】

飼い主様はできれば足を残したいとのご希望でした。そこで病巣を切除し、足を温存する手術を行いました。その後、採取したがん細胞を使って樹状細胞がんワクチン療法を行い、さらに活性化リンパ球療法を行いました。

【その後の経過は?】

6年経過した今でもがんの再発はありません。ワンちゃんも高齢になりましたが、今でも元気に4本の足で生活しています。

治療前のレントゲン写真。矢印部分ががんのために骨が融けています。従来の治療法では断脚しなければなりません。

症例2 乳腺がん

12才のメスのネコちゃんの場合

【どのような症状?】

左右両側の乳腺にできた腫瘍を、手術でまず片側を摘出したところ、病理組織検査ですでにリンパ節にも転移している乳腺がんであることが判明しました。

【治療方法は?】

飼い主様は残り半分の乳腺の手術や抗がん剤を望まれませんでした。そこで、私たちはこのネコちゃんに対して、樹状細胞がんワクチンと活性化リンパ球療法を行いました。

【その後の経過は?】

2年後に残った乳腺の腫瘍が進行して亡くなるまで、元気に過ごすことができました。

図

培養したがん細胞を活性化リンパ球で攻撃させてみたところ、樹状細胞がんワクチン後のリンパ球の攻撃性は2倍近くになりました。

※猫の乳腺腫瘍は85〜93%が悪性です。また半数以上が転移して、早い時期に命を失う恐ろしい病気です。ある研究では、リンパ節に乳腺がんが転移した猫の半数は6か月以内、残りの半数も1年に満たないうちに命を失っているという報告があります。
(平成23年10月第8回がんワクチン療法研究会学術集会にて発表させていただきました。)

温熱療法(PHT)

  • 温熱に弱いがんの性質を利用してがん細胞を破壊します
    手術で腫瘍を切除した後、正常な細胞は破壊されない42度の温熱を約20分間、がん細胞に照射します。それによりがん細胞だけを熱で壊死させることができます。
  • 切除が難しい場所や再発の可能性が高い腫瘍に有効です
    基本的には手術との併用で行う治療法です。また抗がん剤や免疫療法など、その他の治療と合わせて使用するとより効果が得られます。
  • 副作用もほとんどなくとても安全な治療法です
    正常な組織は壊死しない温度で行う治療法なので、安心して治療を受けることができます。また数多くの症例から、副作用もほとんどない治療法といえます。

~進化する免疫療法~当院は動物病院として日本で初めて免疫療法を開始しました。その歴史と経験をもとに、最良の治療法を提供しています。

当院では2004年に猫の乳腺がんに対して外科手術、樹状細胞がんワクチンおよび活性化リンパ球療法を組み合せた治療を行い、動物病院として日本で初めて免疫療法を開始しました。その後培養方法や治療方法を改良し、現在では更に進化した治療法を提供しています。

細胞培養技術を応用した治療法と検査

活性化リンパ球療法 がんを攻撃するリンパ球を特異的に増やします。当院では目的によって培養方法の異なる2種類の活性化リンパ球療法が行えます。血液から分離したリンパ球を活性化させて、さらに大量に増殖させたのちに静脈注射で体に戻します。これを2週間から4週間ごとに続けます。投与のタイミングや期間はご相談のうえ決定いたします。
樹状細胞がんワクチン 体の中のリンパ球にがん細胞の特徴を記憶させ、がんに対する免疫を作る方法です。手術で採取したがん細胞と血液から培養した樹状細胞を融合させることによってできた、抗原提示細胞を皮下注射します。これを2週間ごとに4回から6回繰り返します。
自家がんワクチン 樹状細胞がんワクチンと同様に、がんに対する免疫を作ります。手術で採取したがん組織のホルマリン標本からがんの抗原成分を取り出して、特殊なアジュバント(免疫を刺激する薬)と混合したものを皮内注射します。これを7日から10日ごとに3回行います。鳥取大学の協力により当院で治療できます。
抗がん剤感受性試験 手術で採取したがん細胞を培養して、体に抗がん剤を投与する前にどの抗がん剤が最も効果があるのか、実験室内で調べる方法です。こうすることによって、効果のない抗がん剤を体に投与して、むやみに副作用で苦しんだり、体を弱めたりすることを防ぎます。

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