東京動物医療センター STAFF BLOG

ガン免疫治療  ~弐~

  • 2014/12/09(火) 10:54
  • スタッフより
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続きましては、、   ガンと免疫についてです。

私たち(もちろん、ワンちゃん、ネコちゃんも)の体の中で、細胞は古くなったら新しいものへと

生まれ変わることを繰り返しています。その生まれ変わりの過程では、なんらかの原因で遺伝子に傷が付き

異質に増殖してしまう異常細胞も日々生まれています。

この異常細胞が無秩序に分裂と増殖を繰り返し大きくなり腫瘍を形成すると、正常な細胞にまで悪影響を及

ぼすようになってしまうことがあります。

これがガンと言われているものです。(元々は自分の正常細胞が変異して生じるものなのです。)

 

けれど、日々生まれている異常細胞があるにも関わらず、私たちがすぐガンにならないのは、これらの異常な細胞(異物)をいち早く見つけて、それを即座に攻撃し排除する免疫機能が体の中に備わっているからです。

さまざまな役割をもった多種多彩な免疫細胞たちが連携を取り合い異物と戦ってくれることで、私たちの体は守られています。

 

ガン免疫治療とは、

もともと自己の体内にそなわっているこの免疫細胞たちの働きを人為的に高めたり、うまく利用することで、ガン細胞をより効率的に攻撃し排除したり、増殖を抑えようとする考え方の治療法です。

 

現在、当院で行っている免疫細胞療法は大きく分けて2種類あり、

樹状細胞療法 と 活性化自己リンパ球療法 とよばれるものです。

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次回はこの療法についてご説明させていただきます。