東京動物医療センター STAFF BLOG

フィラリア症の予防をお忘れなく!

  • 2014/11/28(金) 06:15
  • スタッフより
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こんにちは!
獣医師の後藤です
今週は寒くなりましたね~(*´Д`)
世間はすっかり冬支度でクリスマスやお歳暮の広告が目についてくる今日この頃。。。
皆様、おうちのワンちゃんネコちゃんにフィラリア予防のお薬はお忘れでないですか?!

今年はデング熱が国内で発生したこともあり、蚊についてはずいぶん注目されましたが、流行も落ち着いてくれてしばらく経ちました(-_-)
この時期は冬支度で、忙しい頃ですから、蚊が運んでくる病気であるフィラリア症の予防をついうっかり忘れてしまったり、「寒くて蚊はいないから大丈夫ね」と終わらせてしまう飼い主さんが急増したりする時期です。
確かに冬は、蚊からうつる病気というよりワンちゃんネコちゃんは咳やくしゃみが出る色々な病気がとっても増える時期ではあります。
ちなみに次回のアイルアカデミーでは、ワンコニャンコの呼吸器病をテーマに石黒獣医師がお話しさせていただきます。ご興味のある方は事前予約制ですが参加費無料ですので、お気軽にご参加ください!、

フィラリア予防薬は、「フィラリア症」という怖い病気の予防薬ではありますが、蚊よけの効果があるわけではなく、蚊からフィラリアの仔虫が体内に入ってしまうのをブロックするお薬ではありません。
蚊に吸血される時に体内に寄生したフィラリアの仔虫を(約)1か月以内であれば安全に駆虫できますよ。というお薬です。

フィラリア症予防薬は、蚊が吸血をする期間から吸血終了後1か月まで投薬が必要です。
蚊が吸血をする時期というのは、気温によって決まるので地域によって変わってきますが、東京では最後の投薬は12月が望ましいとなっています。
フィラリア症は、成虫が心臓に寄生してしまうと簡単には駆虫が出来ないうえ、心臓や肺に重篤な病気をおこし、治療はとっても大変な病気です。
せっかく夏までは投薬しているのに晩秋以降に投薬を忘れてしまうと、せっかくのそれまでの予防が無駄になるだけでなく、晩秋の蚊の方がフィラリア仔虫を体内に持っている確率は上がりますので、感染するリスクも上がります。くれぐれも12月までの投薬をお忘れなく!

投薬時期の決定法は、HDUという算出方法があり、最高気温と最低気温から算出します。
それが蚊の吸血活動期間ですので、東京は11月中旬で終了となっており、投薬はその1か月後が最後という事になるので、12月になります。
ご参考までに載せておきますね!
ブログワンコ先生

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HDU(Heartworm Development heat Unit)の算出法
1日HDU=1日の平均気温ー14(臨界温度)
☆平均気温=(最高気温+最低気温)÷2
☆感染開始=1日HDUを加算して130を超えた日
☆感染終了=直近30日の合計HDUが130を切った時点
(HDUが0より低い場合は0として計算)
➡感染終了時点から1か月後が投薬終了の日となります。